新型コロナウィルスでの生活の変化
2020年6月29日 (月)
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新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言の発令、またその解除を経てこの記事をお読みいただいている皆様、そして世界中の人々の生活に変化が訪れていることと思います。
マスク着用が基本となってきている。
ソーシャルディスタンスを保つため、並ぶ時やそこそこ人が密集するにしても間を開ける。
屋内に入ればアルコール消毒。
商品を手に取って触る機会が減っている。
飲食店の座席数が少なめになっていたり、カウンター席はひとつ空けるように座るか、仕切りが用意されている。
電車の窓が大きく開いている。
などなど、感染対策を挙げていくとキリがありません。
そんな中、歯科医師を職業として生きている私の生活の変化の一例をお話ししたいと思います。
歯科医師は診療が終わったり、休日になるともちろん遊びに出かけたり、趣味をして時間を過ごすこともありますが、日頃の診療の技術向上のため、講習会へ出席して実技の実習、知識の整理、新しい材料、技術の習得を行っております。
現在では歯科大学を卒業し、国家試験に合格し、研修医を終了すれば歯科医療を行うことは可能ですが、それだけでは経験、知識、技術は足りず、様々な講習会に参加し、磨いております。また、歯科医師人生は長く、自分が卒業当時最新と言われていた技術が10年、20年経過したら古臭い技術と言われてしまうこともあります。そんなことから外からの刺激を受けアップデートをし、日々の診療に還元しております。しかしこの新型コロナウィルス関連で軒並み講習会が中止となり、そのアップデートが難しくなっています。
4月、5月はそのため歯科に関する勉強をする機会が減ってしまいましたが、歯科に関する書籍を読んだり、それと歯学部というのは受験では自然科学をメインとした理系科目となりますが、これまで文系科目の勉強する機会が少なかったため、政治、歴史、経済など人文科学についての勉強をして過ごしました。いわゆる自然科学における歯科医療の専門家ではありますが、人文科学もある程度知識を蓄え、バランス感覚を養うことも重要であると体感できました。
そして中止になってしまった講習会も一般企業の会議や打ち合わせでよく用いられるZOOMを利用して最近では行われるようになりました。
画像のように講義資料が挙がり、演者の映像がリアルタイムで確認でき、テレビやビデオみたいに講義を聴くことが出来ます。また状況次第ではこちらの画面、音声も出せるので、その場で質疑応答、討論を行いことも可能です。演者は東京医科歯科大学の大先輩で、海外留学の経験があり、今では多くの講習会を開催され、複数の勉強会のグループを運営されている方で、以前からとても勉強させていただいております。
一時は滞ってしまった講習会ですが、このように様々な形で再開をしています。また、質疑応答、討論を省いて講義のみに焦点を当てれば、録画をしてそれを配信することで、受講側が好きなタイミングで勉強できるので、コロナ後の歯科医師の新しい生活様式となるかもしれません。今後とも診療技術のアップデートに努めていければと思います。
副院長 斉藤 祐紀
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