感染対策強化のための院内工事を経て
2020年12月3日 (木)
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先日の10/26,27はさらなる感染対策のため、休診し院内工事を行いました。通院される患者様、並びに受診を検討されていた方々につきましては多大なご迷惑をおかけいたしました。今回は具体的にどのような工事を行なったのかをご説明申し上げたいと思います。
新型コロナウィルスによる疾患も感染症の一つですが、あらゆる生き物は常にそれ以外にも多数の感染症の危機に晒されています。そのために
免疫力を上げる
感染の恐れのあるものに極力触らない
触れてしまったら消毒を行う
医療で感染に対する対処(手術、治療など)、予防(ワクチン接種など)
などで対策を立てています。
その中で当院は院内空気環境、滅菌関係の設備を開設当初から設備を充実させていました。そして今回はさらなる設備の向上を行いました。
・クラスBオートクレーブ(滅菌機)リサ
・高性能熱水消毒洗浄機ミーレジェットウォッシャー
・ハンドピース注油洗浄機クアトロケア
です。まず、クラスB滅菌機リサから見て行きましょう。
このような機械になります。クラスBとは滅菌操作に厳格なヨーロッパで定められた分類ですがB、S、Nとありその最高水準となっています。診療に使用する基本セット(ピンセットやミラーなど)や外科器具などは滅菌バッグに小分けしてこのクラスBの機械で滅菌操作を行なっています。
次は高性能熱水消毒洗浄機ミーレです。
このメーカーは食器洗い機も手がけていてその技術が応用されています。歯科では血液の汚れが付くこともしばしばでそれが感染源となり得るので、熱水を用いて洗浄することの意義は非常に大きいです。そして従来では歯科助手による手洗いが基本ですが、機械化により
洗浄のばらつきが極めて少ない。要は洗い残しの可能性が極めて低い。
手洗いにより歯科助手が手を傷つけてしまうことなどによる感染リスクが格段に下がる。
といったメリットが挙げられます。患者様だけでなく、当院で勤務する医療従事者も安全を確保することは重要なことです。当院の開業以来の信念でもあります。
そしてハンドピース注油洗浄機クアトロケアです。
ハンドピースとは歯を削る機械で患者様の口腔内に直接入る装置です。過去に一定数の歯科医院でそのハンドピースが適切に滅菌されていないとマスメディアを通して報道されたことがありました。それだけに適切に扱わなければならない機械です。当院ではハンドピースのオートクレーブ滅菌の前に行う注油、洗浄を機械化することでやはり
注油洗浄操作のばらつきが極めて少ない
機械作業になることにより、装置にメンテナンスも適切に行われ、性能の維持に寄与する
ことが挙げられます。
以上のところを工事を経て改革することが出来ました。手作業に頼っていたところが機械化されたのである意味で「滅菌の『三種の神器』」と言えるかもしれません。空調及び滅菌も院内環境をより改善できたと思われます。患者様に安心して治療を受診していただければと思います。
引き続き、気を引き締めていきましょう。
副院長 斉藤 祐紀
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